社長さんが思わず来る居心地の良い事務所!

越川利明税理士事務所  税理士
越川利明 先生
埼玉県上尾市弁財2-9-6

スポーツで培われた人間関係に人や仕事が集まり、若い社員が力をあわせチームワークを実現、モットーの「挨拶は仕事に優先する」にも運動部出身であることがうかがえる気持ちの良い事務所です。

まず、社員の皆さんが若いですね。

越川先生

事務所の特長だと思います。若い社員がみんなで協力して取り組んでいます。特に男性は野球を中心とした運動部出身者が多いです。おかげさまで今は定着しましたが、最初は辞めていく人も多く苦労もありました。若いので、外に行って社長さんと接していく中でうまくコミュニケーションがとれず、仕事と人間関係で押しつぶされてしまい辞めてしまう。

また、ある程度の人数になると仲間ができてくるのでさほど難しさはありませんが、事務所を立ち上げた最初の2人、3人の頃は、仕事を教える時間が取れずそのまま渡してしまい、やり方が分からず、相談できる人もいないなどで辞めていってしまうこともありました。

そこで何とかしなければと、「行動規範七箇条」を作り朝礼で毎朝確認しています。

第五条には「私たちは 自分ひとりで仕事を抱えることにより 時間をかける仕事はしません。できなければ できる人間に力を借り、お客様の要求に応えます。」とあります。みんなで、若い人たちの成長を助けて仕事をしていく、一人きりにさせないことを事務所内で共有しています。

その他に工夫をされたことはありますか。

越川先生

開業当初はマンションの一室を借りていたのですが、やはりどうしてもここに勤めようという意欲ある人がなかなか来なかったので、思い切って今の場所に事務所を建てました。個人の事務所なので、どうしてもやりがいや将来性を見られてしまいます。ここに勤めていて大丈夫かなと思われると離れていってしまうので、今やっていることが将来どうなっていくのかを示してあげることを心がけています。

事務所の2階にあるこの会議室も素晴らしいですね。

越川先生

会議室は持ちたかったのです。ここで、すべての顧問先に対して決算検討会や相談会などを行っています。私自身が毎月すべてのお客さまのところにお伺いすることができないので、事務所に来てもらいたかったのです。また来ていただくメリットもあります。

社長さまも、会社だと電話などに追い立てられ、また他の人がいるからなかなか本音を話しづらいのですが、ここだと社員の方もいませんので雑談しながら本音をお話しいただけます。

会議室の壁にはさまざまなものが貼ってあり楽しいですね。

越川先生

例えば、年一回書道展に社員全員が出展している顧問先があります。それを見習い、事務所全員で昨年書道展に出展したものを掲示しました。その横には、高校野球の地方予選でテレビCMを流した時の画面写真、正面には手書きの「行動規範七箇条」などがあります。また、喫茶店のように飲み物のメニューやウェルカムボードも作りました。とにかく、来ていただけるようにさまざまな工夫をしています。

今日も、入口で私の名前を書いたウェルカムボードがあったので感激しました。先生が大事にされていることは何でしょうか。

越川先生

一番は信頼関係。ネットの世の中ではどうしても報酬が下がっていきます。そうではなく、人間同士で顔を合わせて、悩みを聞いていくことで報酬をいただき、その企業が黒字になって税金を納めて雇用が増えていければ、社会に貢献していると思います。

先生は、地元の高校野球部で甲子園大会に出場されています。顧問先とのコミュニケーション、人脈、そして若い社員を育てていくための工夫などは、まさに野球で培われてきたものが、今の事務所運営やお考えの基本になっているような気がしました。

越川先生

今は少年野球の監督を8年間やっていますので、かなりハードです。CDは、週1回、大学で簿記と会計を教えているのでその行き帰りの車の中で聴いています。