「お客様のための正義」を貫くために担当者のスキルとモチベーションを上げる!

税理士法人ジャスティス会計事務所  統括代表社員 公認会計士・税理士
猪本秀之 先生
東京都中央区日本橋兜町13-2 兜町偕成ビル本館5 階

お客さまの味方でありたいという思い。それが「お客様のための正義」であり、そのまま「税理士法人ジャスティス会計事務所」という名称となりました。 そして、それを実現するために日々対応するスタッフが働く空間作り、他事務所との差別化を打ち出すための事務所作りに力を入れています。

平成16年に自宅で独立開業されて以来、業務拡大を続け、これまでに4回目の事務所移転をされ、ご発展されています。

猪本先生

ありがとうございます。

ただ、決して最初から規模を大きくすることを目指してきたわけではありませんし、これからもこの考えは変わりません。

一つは、お客さまのご要望に何とかお応えしようと、日々走りながらも体制を整えてきた結果です。

もう一つは、一人より複数のほうが、何かをチェックするにしてもさまざまな角度から見ることが可能ですし、そのことで事務所全体のレベルを上げることができます。こちらも、最終的にはお客さまに対応していくための試みであり、その結果です。

お客さまが喜んでいただくことがわれわれの仕事の目的であり、事務所のコンセプト「お客様のため正義」となります。あくまでお客さまのための仕事がしたい、お客さまの味方として仕事がしたい、そのために全員が動く。そのコンセプトは譲れないものであり、他の事務所との差別化となっているところです。

事務所コンセプトの原点はなんだったのでしょうか?

猪本先生

きっかけになったのは、独立前に勤めた税理士事務所での体験だと思います。入所してやっと1年経つくらいで、まだ実務経験もほとんどなかったときに担当した、中小企業のお客さまとの体験でした。初めて3月決算を迎えたのですが、難しい決算で勝手も分からず苦労していました。

当時のお客さまの経理担当の方がベテランのとても怖い方で、さんざん怒られながら決算のやり取りをしていました。毎日のように怒られながらやっと決算を終えた時に、その方が「本当にありがとうございました」と、深々と頭を下げてお礼を言ってくださいました。その時はとても感動し、「仕事とはこういうものだ」と強く感じました。

税理士は、お客さまからお金をいただいたうえに感謝までしていただける、非常に恵まれた職業だと思います。だからこそ、お客さまに喜んでいただける仕事をしたい。味方になりたい、と思います。

したがって、事務所名はそのままその思いを表現したものにしたのです。

「お客様のための正義」を実践するためにどんなことをされていますか?

猪本先生

オフィスづくりへのこだわりがその一つです。このオフィスはデザイナーを入れて作りました。スタッフは毎日この空間で働き、さらにお客さまに訪問していただきます。したがいまして、税理士事務所としての質を落とさずに趣向を凝らすことで、他の事務所とは違う、というメッセージや事務所コンセプトを打ち出したいと思っています。

また、各担当者のスキルを上げ、お客さまをご紹介いただく方に感謝すること、そしてお客さまへの姿勢を日々担当者に伝えています。

「お客様のための正義」を貫くためには、最新の実務スキルは欠かせません。そのために、毎日の朝礼で必ず30分の勉強会を行っています。スタッフ皆が気付きを得ることができ、新しい知識が入ることは、事務所全体の底上げとなります。

今後はどんな方向を目指されていますか

猪本先生

今の延長線上で進めていきたいと考えています。その中で、さらに皆を引き上げてゆき、新しい人にも入ってきてもらいたいと思っております。

そして、上位のポジションに上がっていける組織にして、所員がきちんと生活設計ができるようにしていきたいと考えています。そのためには、より共同経営的に変わっていくのではないでしょうか。