長い(Long)お付き合い(Relation)でお客さまを“ピカピカ”にする

LR 小川会計グループ/株式会社LR 小川会計  代表 税理士
小川湧三 先生
 代表取締役社長
小川泰延 社長
神奈川県川崎市高津区久本3 - 3 - 14  エルアールビル

事務所の方向性を定めるということは、簡単なようでいてもなかなか難しいように思われます。父と子それぞれの視点が巧みに融合し、その形が統一されているというお話を、父親である小川湧三先生と小川泰延社長のお二人にお伺いしました。

LR小川会計グループの代表と株式会社LR小川会計の社長、それぞれの役割はありますか?

湧三先生

基本的にすべて任せていますから、役割分担のようなものは無いですよ。

泰延社長

これまで事務所が大切にしてきたお客さまへの思いや、経営に対する考え方については、おそらく私が一番理解していると思っていますので、それを実践しています。

しかし父に、「また先に行かれてしまった」と思うこともあります。基本的な根っこの部分は変わっていないのですが、税務会計だけではなく、どのようにしてお客さまを良くしていくか。そこへ向かっていく思いは私より強いかもしれません。

湧三先生

今、口にしていることは、今考えたことではなく、10年、20年、30年前からずっと考えてきたことで、今出てきていることが数多くあります。

いつも皆に言っているのは、3年先、5年先にこうしたいからこうする、という考え方です。皆にも、3年先、5年先を考えて、こんなことがしたい、あんなことができたらいい、と考えていってほしいのです。

どのような時に考えたり、アイデアが出たりするものでしょうか?

湧三先生

考えるのに集中する時間は1回90分、期間として3カ月です。それ以上は、考えやアイデアがまとまってもまとまらなくても次のことに移っていきます。したがって、考えが固まらずに尻切れのままのものも数多くあります。

さまざまものがストックされ、次にまたその課題を考える時、全くのゼロからスタートするのではなく、以前のものに乗っかったり、新しいものが結びついたりしていくので、もうどこが始まりか分からなくはなります。絶えず事務所の3年後、5年後をどうするか、ということを考えています。

お二人のお仕事へのこだわりについてお聞かせください

湧三先生

信用です。皆には当事務所の信用は「口が堅いこと」だと話しています。

地元のお客さまが多いですから、お客さまから「あそこの会社の状況はどう?」と聞かれることもあります。その時は「担当ではないので分かりません」や、もしくは「所長からそのような話はしないようにと言われています」と断るように言っています。

泰延社長

税務会計だけを行っていてはいけない、という思いは社長になってより強くなっています。決算・税務申告は事務代行だと考えていますので、それだけでは本当にお客さまのお役に立てない。ここは、皆にもより強く意識を持ってもらいたいと思っています。

通常業務が決算などルーチンの仕事になってくるので、どうしても作業の意識が定着しがちですが、それだけではないことは常に伝え、意識付けしていくようにしています。

そのためにこだわっていこうと思うのは、「個に頼らないこと」。仕組でものを考えていき、何事も仕組にしていこうと考えています。

法人名にある「LR」とは「ロングリレーション(LongRelation」を意味しており、「お客さまとの長いお付き合い」という意味があります。個人のお客さま、法人のお客さまと長くお付き合いしていく中で、さまざまなお手伝いをしていきたいと考えています。

湧三先生

「ピカピカ」が今の事務所のコンセプトです。長いお付き合いの中で、お客さまを「ピカピカ」に磨いていくお手伝いをしていきたいと考えています。