自分がお客さんになった時自分の事務所にサービスを頼む?

佐藤税理士法人  代表社員 公認会計士・税理士
佐藤明充 先生
東京都北区田端新町1-13-10

常にプラス発想で前向きな佐藤先生。さまざまなことにアンテナを張り、情報をキャッチしようと心がけています。お役立ちが事務所のモットーで、常にお客さまの視点に立ち積極的に行動していらっしゃいます。

佐藤税理士法人を設立するまでの経緯をお聞かせください。

佐藤先生

父が税理士であった影響もあり、税理士か公認会計士になろうと考えていました。大学時代に公認会計士試験に合格し、卒業後に監査法人トーマツ(現:有限責任監査法人トーマツ)に入りました。約7年半お世話になった後、独立を考えました。

お父さまが当時会計事務所を経営されていたのに、監査法人退職後、すぐに入所されなかったのはなぜでしょうか。

佐藤先生

父の勧めもあったのですが、開業経験がないと、全くのゼロから仕事を起こす苦労をしないことになります。今後のことも考えると、開業するという経験をしておいたほうが良いと考え、独立開業の道を選びました。

しかし、監査の経験しかありませんでしたので、会計事務所をどのようにして経営していくか分かりませんでした。そんな時に天野先生と出会い、色々と教えていただきました。特にお客さまの増やし方は大変勉強になりました。

独立から3、4年が過ぎた頃、父から第一線を退きたい、という話がありました。当時はお客さまも増加してきていましたので、そのまま単純に父の事務所に入所するというわけにもいかず、ちょうど当時、税理士法人が設立できるようになっていましたので、父の事務所と合併する形で、現在の佐藤税理士法人を設立しました。

監査と比べての税理士の仕事のやりがいは、どんなところでしょうか。

佐藤先生

お客さまからお喜びと感謝のお言葉を直接いただけるところです。監査はチームで動き、そのチームリーダーしかお客さまと直接接する機会がありません。しかし、税理士は税務調査に立会ってお客さまの満足する結果にすることができたり、経営計画を一緒に考えてリスケが通ったりなど、直接お客さまと接し、そして直接感謝のお言葉をいただき、笑顔を見ることができるのでやりがいを感じます。仕事をする原動力にもなりますね。

お客さまと接する上で心がけていることはありますか?

佐藤先生

事務所のモットーは“お役立ち”です。自分自身や職員にも「もし自分がお客さんになったときに、自分の事務所に記帳サービスを頼みたいと思うか」と、常に問いかけるように言っています。物事の対価は、100いただいたら、120のものを提供することで、初めてお客さまが満足してくれます。相手の立場に立って考えなければ120のものを提供することは難しいと思います。義務感や、やらされている感では駄目なのです。そうした視点に立ち、サービスの提供を心がけています。

弊社の商品はどんなお役立ちができているでしょうか?

佐藤先生

レガシィさんの商品はお客さまが喜ぶ商品が多いと感じています。お客さまとは私たちの顧問先のことです。我々専門家が実務の対応能力やレベルを上げるための商品ももちろんありますが、私たちが聞いた結果、そのサービスを受ける顧問先が喜ぶ内容が多いことが他社の商品と違います。

所内研修は、これまで決まった日に行っていましたが、現在は定期的には行っていません。

しかし、私が聞いて良かった商品やマニュアルがあれば、職員に渡します。すぐに共有しておきたい商品であれば、その時点で研修を行っています。最近では、内容が良かったマニュアルがありましたので、朝からスタッフと読み合わせをして勉強しました。そのおかげで、一つミスに気付くことができ、事前に対処することができました。

最後に今後の事務所の方針をお聞かせください。

佐藤先生

今後は海外の税務に特化した事務所にしたいと思っています。もともと監査法人時代に国際部にいたこともあり、英語での対応もできます。個人事務所ですので、大手とは違い、フレキシブルに、またリーズナブルに対応できると考えています。

今後はこうした所にも力を入れ、来日し、日本で一生懸命仕事をしている人たちを助け、その人たちの笑顔を増やしていきたいと思っています。