“人間性”と“成果主義”絶妙なバランスで発展中!

すばる会計事務所  代表 税理士
森瀬博信 先生
東京都台東区竜泉3-39-5 スバル合同ビル

企業の存続には売上と利益が大前提です。しかし、そればかりを追い求めても、その売上と利益を生み出すお客さま、そして職員がついて来るでしょうか。その二つのバランスがすばらしい会計事務所です。

先生の歩みとすばる会計事務所の成り立ちを教えてください。

森瀬先生

大学卒業後、最初に100人規模の大手会計事務所へ就職しました。そこでは、5年頑張れば独立させてあげる、というお話をいただき、懸命に頑張りました。その事務所は「成果主義」であり、給料をオープンにするという珍しい方法を採っていまして、私は事務所の所得番付で一番になったこともあります。その時の経験が今の事務所経営にも生きています。そして、30歳の時に一人で独立しました。

順調に経営していましたが、ご恩のある先生が引退されるということで、その事務所の税理士や職員の方を迎えつつ、現在の場所に事務所を構えました。

事務所の特徴を教えてください。

森瀬先生

今は主に新規開業の方をターゲットに事業拡大をしています。新たに事業を始める方、会社を設立する方をサポートし、創業融資・事業計画などもお手伝いしています。新規開業のサポートには自信があります。

また、3年くらい前から相続にも積極的に取り組んでおり、毎月北千住(足立区)で個別相談会の実施、郵便局には相続小冊子を置き、地域密着戦略を採っています。また、各チャネルからの紹介案件も徐々に増えてきています。

また、現在当事務所は50人超のスタッフがいるのですが、私が最初に勤めた事務所と同じように、弊所でも給料をオープンにしています。

担当しているお客様からいただく顧問料、新規で開拓したお客様やMAS監査・書面添付の獲得、企業防衛など自分自身の給与明細に書き込み、作成していきます。

自身の売上が目に見えて分かりますから、自分の給料をお客さまからいただいている、という意識はすごく高いと思います。また、頑張った分はきちんと評価しますよ、という事務所の姿勢も伝わります。

クレドを作成されていますね。

森瀬先生

昨年クレドを作成し、今年から本格的に運用を始めました。作ろうと思ったきっかけは、従業員の価値観の共有です。当時は少々個人主義的な空気もありましたので、それを一つの方向でまとめていきたい、という狙いでした。

弊所は若いスタッフでもチームリーダーたちは半分成果主義を採っており、成果主義ではない他のスタッフも含めてチームを組んでいるので、チーム全体で目標を達成していく意識づくりを考えると、価値観の共有が必要不可欠なのです。

社外研修では、“自分が生かされている”ことへの気付きや、両親を大切にするなど倫理的なことを学んでもらっています。

結局は人なんです。売上を上げようとハッパをかけても、トップの事業欲だけで人を動かすことは難しい。

従って、クレドでも「みんなが幸せになること」「私たちに関わるすべての人々の継続的発展で、みんなを笑顔に!!」という「理念・ミッション」を掲げ、価値観を共有し、人間力を磨いています。若いスタッフでも人間ができていれば、経営者はきちんと付き合ってくれるものです。

レガシィのCD・DVDはどのようにご利用いただいていますか?

森瀬先生

主に私が通勤の途中で聴いています。さまざまなテーマがあるので、必要に応じて選びながら情報収集をしています。また、スタッフにも必要と思われるものは、スタッフ自身が開催する朝のプレゼン勉強会の資料として活用させていただいております。

最後に、今後の事務所の目標を教えてください。

森瀬先生

当面の目標は、2年後に税理士法人化、5年後、2020年までに顧問先2,000件を達成したいですね。そのためにさまざまな取り組みをしていますが、例えばMAS監査や書面添付などにも一層力を入れていきたいと考えています。