お客さまと共同事業も 税務を入り口に懐に入り込む経営支援

Ph01
杉山会計事務所  税理士
杉山 靖彦 先生
東京都新宿区筑土八幡町2-11

「未来の展望を見据え、事業を一緒に考えながら進めていくのが、楽しいんです」とお話しされる杉山先生。時には顧問先の取締役となって支援するなど、経営に積極的に関わるスタイルが特徴。またアスリートのセカンドキャリア支援も行うなど、税務の枠を超えた活躍をされています。

ITに強い事務所とお伺いしていましたが、それ以外にもさまざまな特徴をお持ちのようですね。

杉山先生

 前職が大手IT企業のマーケティング担当で、IT関係の知識や人脈に強かったため、ITの強さは1つの売りにしています。それ以外にも、税務支援を入り口に新規事業の提案や推進のお手伝いをしたり、アスリートの引退後のセカンドキャリアのお手伝いをしたりしています。

まず、税理士になられたのはどのようなきっかけだったのでしょうか。

杉山先生

 実は、前職の入社前に、税理士試験には合格していました。父が税理士なので、いずれ家業を継ぐつもりでいたためです。  そして社会経験を積むために大手IT企業に入社したのですが、そこで知識や考え方など、税理士開業後の糧となるさまざまなものを得られました。その後、平成10年に税理士登録し、現在は父と共同で事務所を運営しています。

前職で得られたものが、今の特徴的な税理士業の確立にどのように役立ったのでしょうか。

杉山先生

 まず、開業当初は、IT企業の知識・人脈そのものが役に立ちました。平成10年ごろといえばちょうどITバブルの頃で、うまく仕事を増やせました。  また、ストックオプション関連の業務を前職で経験していたことも、他の税理士の先生方との差別化につながりました。  しかし何よりも役立ったと考えているのは、ビジネスに対する思考法が身に付いたことです。

それはどんな思考法で、今の業務にどうつながるのでしょうか。

杉山先生

 前職は外資系で、どうやって採算を取り、ビジネスとしてどう軌道に乗せるのかということを常に考え続け、「なぜ?」と問い続ける思考が要求されました。これは経営を考える際の思考法と同じで、経営者の方と、事業をどう進めていくかというお話をするのに非常に役立ちました。経営者の方と話す中で、まだ満たされていない世間のニーズを見つけた際などは、新事業の進め方の話がふくらみ、そのままその会社の取締役として経営に参画して、新事業を進めるお手伝いをさせていただいたことも数多くあります。  アスリートのセカンドキャリア支援も、もともと興味はあったのですが、家族の人脈でスポーツ選手のトレーナーの方とつながることができ、最終的にいろいろな方を支援できるまでになりました。ここでも、引退後のビジネスプランをどう成功させるのかという点で、「なぜなぜ」思考が非常に役立ちました。  税務分野というのはどうしても、長い経験を積んだ先生方に有利な部分があると思っています。そこで戦うには、税務だけで勝負せず、税務の話を入り口に新たな付加価値を提供することが必要と考えていました。今の、「ともにビジネスを考える」というスタンスは、最大の付加価値となっていると思います。

レガシィのCD・DVDは、どのようにご利用されていますか。

杉山先生

 まず、自分自身の勉強のために聴いています。最近は仕事で海外に行くことも多いので、飛行機の機内や、空き時間にホテルで聴くことが多いですね。  そして、確定申告や年末調整など、毎年恒例の実務系の商品や、改正があった分野の業務処理を解説している商品などは、サーバーで共有し、職員にも聴いてもらっています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

杉山先生

 今は、国際課税に興味があります。マイナンバーにより、日本で財産課税が進められることも予想され、「海外に移りたい」という相談が来るかもしれない、と考えているためです。  常に、未来がどうなるか、自分はどう動きたいかを考え、目標を設定し、目標達成までの行動を予定に落とし込んでいけば、やりたいことは実現できるというのが私の信条です。  これからも、今と未来を見据える税理士であり続けたいと思っています。