仕事はスピード感を重視 所長を先頭に 「72 時間運動」を励行

弁護士法人戸田総合法律事務所  弁護士
中澤 佑一 先生
埼玉県戸田市本町2-10-1 山昌ビル3 階

4月に発売された「実際やってみて分かった 弁護士法人設立・運営の成功手順」の特徴と聴きどころについて、講師の中澤先生にお話をうかがいました。また、先生のご事務所の特色や取組みについてもお聞きしました。

ご事務所が今に至るまでの経緯を簡単にご紹介ください。

中澤先生

 最初に入所した法律事務所は過払い金請求に強い事務所だったのですが、そこは短い期間で退所しました。その際、一緒に 退所した松本弁護士と2人で、2011年に埼玉県戸田市に法律事務所を設立しました。事務所は、インターネット関連業務に力を入れたころから案件が増えて、全国から問合せをいただくようになりました。その後、勤務弁護士を採用するなどして、2015年に事務所を法人化しました。

戸田市に事務所を出された理由をお聞かせください。

中澤先生

 私は埼玉県出身ですが、事務所の設立までは、特に戸田市との関わりはありませんでした。ただ、元々この辺りで適当な場所を探していたことや、当時戸田市には法律事務所が1つもなかったことなどを踏まえて戸田市で事務所を開設しました。

ご事務所の特色や特に力を入れている取組みがあれば教えてください。

中澤先生

 インターネット関連業務に力を入れています。また、これに絡めた企業法務にも注力しています。企業法務に関しては、これまでもネット関係の案件については、セカンド顧問として携わる機会が多くありましたが、最近は、ネット関連の業務を足掛かりに企業法務全般に取り組むようにシフトしてきています。ネット関連業務で苦労する点は、問題解決の手法が刻々と変化するため、常に新しい情報を入手しておかなければ対応していけない点です。

ご事務所で大切にしていることを教えてください。

中澤先生

 業務において一番重視しているのはスピード感です。いま事務所では、「72時間運動」を励行しています。具体的には、着手金の入金から72時間以内に一通りの業務を終わらせるようにしています。クライアントには、対応の速さに満足いただいていますが、これには、スタッフ全員の協力が欠かせません。

ご出演商品実際やってみて分かった 弁護士法人設立・運営の成功手順の特徴や、どのような方に視聴してほしいかを教えてください。

中澤先生

 実際に弁護士法人を設立した側が、その手順を解説した媒体はこれまでほとんどなかったと思いますので、まずこの点が特徴と言えると思います。法人化については、やってみないと分からないことが意外と多くありましたので、その実際のところをお話しました。例えば、税務署への届出や労基に関する手続などの細々とした手続はどうしても忘れがちになりますので注意が必要です。そこで、本商品には、「弁護士法人化作業チェックリスト」を付けました。これを活用していただければ、必要な手続を漏れなく進めることができます。また、弁護士法人設立にはいくつものメリットがありますが、私の場合は、支店の開設が最大のメリットでした。これ以外にも、規模感や信頼感、またマネジメント面など、無形の利益が得られる点がメリットと言えると思いますが、この辺りについてもお話していますので、法人化に関心のある方には、参考にしていただける内容です。これを聴いていただければ、法人化に必要な手続を網羅できると思います。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

中澤先生

 ネット関連の事件は前例がないことも少なくないため、難しい面もありますが、逆にそれが面白さでもあります。今後もネット関連の業務を柱に、企業法務に力を入れていきたいと考えています。