「一身二生」のありがたさ この仕事に巡り合えたことに感謝しています

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久保会計・税務事務所  税理士・行政書士
久保 博 先生
東京都品川区東五反田1-10-7 アイオス五反田310

久保先生にお会いした時の第一印象は、とにかく明るく笑顔で、仕事・生活ともに充実しておられるという印象でした。大手化学繊維メーカーでサラリーマンとして60歳まで勤め上げ、そこから税理士として開業された先生は、今の仕事に非常にやりがいを感じるとおっしゃいます。そんな先生の仕事観や業務への取り組み方をお伺いいたしました。

会社員生活を経て60歳で開業されたそうですが、そのきっかけはどのようなものだったのでしょうか

久保先生

 社会人のスタートは、大手化学繊維メーカーの営業職だったのですが、取引先などからは、20代の若者にすぎない私にも非常によくしてもらいました。それはうれしい反面、同時に、大企業の看板を背負っているからだという思いもぬぐい切れず、少し違和感も感じていました。そこで、独立して身を立てる職業に就きたいと考え、税理士を目指すようになり、業務時間外で税理士の試験勉強をしたりしていました。  もっとも、任された仕事を途中で投げ出すわけにもいかず、サラリーマンを続けていたのですが、2回ほど転機があり、税理士への道が開けました。

その転機とはどのようなものですか

久保先生

 最初の転機は、52 ~ 53歳のころに社会人大学院に通ったことです。そこでこれまでにないほど勉強し、忙しくはありましたが、非常に充実した日々を送りました。自分は勉強が好きだということを自覚し、一生勉強と言われる税理士への思いが強くなった経験でした。  2回目の転機は、55歳で経理業務を経験したことです。それまでは営業一筋でしたが、縁あって経理の実務経験を積むことができ、税理士登録の条件を満たせるようになりました。  そこから一念発起し、60歳で会社を辞め、税理士として独立することを決意し、開業に至りました。

開業されてからの税理士人生はどのようなものでしたか

久保先生

 想像していた以上に、非常に充実したものでした。開業して1~2年は個人的なつながりからのご紹介で、主に法人顧問をやらせていただいていたのですが、その後、相続案件も手掛けるようになり、充実度がさらに増していきました。

税理士の仕事で面白い部分はどのようなところでしょうか

久保先生

 もともと私は、オペラが好きでその中で繰り広げられる壮絶で濃厚な「人間ドラマ」には相続業務に通じるものがあると思っています。今、私は相続案件を中心に業務を行っているのですが、被相続人の人生の集大成である相続という厳粛な場面で、被相続人と相続人の人生に触れながら課題を解決していくことに、非常にやりがいを感じます。

心理カウンセラーの資格もお持ちとのことですが、それも業務のために取得されたのですか

久保先生

 心理学を勉強したことは、もちろん業務には役立っていますが、最初のきっかけは、むしろ自分自身を見直すきっかけになれば、というものでした。  ユング、マズロー等の人間性心理学を学ぶ中で、アルバート・エリスの提唱したABC理論に出会ったことは大きな収穫でした。どんなことが起きても自分自身の捉え方次第で人生は変わる。また、どんな出来事も自分にとって意味があることだと考えられるようになりました。  この心理学を学んだ経験は、難しくもやりがいのある相続業務を進めるのに役立っています。  もちろん、相続案件は「お話をお聴きすること」から始まるので、その部分でも役立っています。

レガシィの商品は、どのようにお使いいただいていますか

久保先生

 健康のため、毎朝5時からウォーキングをしているのですが、その際にはいつもレガシィのCDを聴いています。特に笹岡先生の講義が好きで、何度も聴いています。実は、相続業務に注力したいと思ったのも、笹岡先生の講義を聴いたことがきっかけでした。

最後に、今後の展望をお聞かせください

久保先生

 福沢諭吉先生の「文明論之概略」の中に「一身(いっしん)にして二生(にしょう)を経(ふ)る」という言葉があります。「一生の間に二つの人生を経験する」という意味です。私の人生はまさにこの言葉通りで、20代から50代までは大企業でサラリーマンとして働き、定年後には法律・財産・人の心が絡む、お客さまの人生に重くかかわる仕事に巡り会えた幸運に、感謝しています。  67歳になった今でもこうして仕事ができていることと、これまでの人生と、その中で出会った方々に感謝をしつつ、「明るく、楽しく、笑顔」をモットーに、「終身現役」でこの仕事を続けていきたいと思います。