女性を中心にした事務所運営で躍進

Ph01
税理士法人YFPクレア  代表社員・税理士・行政書士
柳田 幸紀 先生
東京都新宿区四谷4-1 細井ビル6F

独立して大きくなった四谷オフィスと、以前お世話になった会計事務所を引き継ぐ形で誕生した浦和オフィス。非常に珍しい経験をして、事務所を大きくされてきた柳田先生。女性が多く活躍する事務所についてお話を聞いてきました。

まずは先生の事務所について教えてください。

柳田先生

税理士法人YFPクレアは、東京の四谷オフィスに約40人、埼玉の浦和オフィスに約20人、あと横浜と千葉にもそれぞれオフィスがあります。そちらはコンサルの会社で、人材派遣や保険等の業務を兼任でしています。

一都三県にオフィスを構えていらっしゃいますが、どのような戦略で拡大しているのでしょうか。

柳田先生

実は、戦略的に支店を出しているわけではないのです。平成20年に池袋で独立して、翌年の平成21年に、開業する前の前に勤めていた事務所の所長が突然お亡くなりになりました。税理士は所長一人の事務所だったので、当時勤めていたころの仲間で集まりまして、今後のことを相談しました。所長には息子さんがお一人いらして、当時はまだ勉強中でしたが、大学院卒業後に事務所を継ぐとのことだったので、それまで私が一時的に継ぐことになりました。

独立後にいきなり大変でしたね。その後はどうなったのでしょうか。

柳田先生

結局は、浦和のオフィスはそれから2年後ぐらいに、息子さんと先代の奥さまがいらっしゃって、継がないということになりました。その後は、私の友人や他の先生にお願いをしてお任せしていたのですが、どうも上手くいかなくて、最終的には私が引き継ぐことになりました。

引き継いでみて、いかがでしたか。

柳田先生

独立した池袋のオフィスと、引き継いだ浦和のオフィスとでは、お客さまの層から従業員の税務知識や考え方など違いが結構ありまして、苦労しました。当時は、完全に別々の事務所だと思って対応してきました。ただ、良い点もありました。池袋は新しく立ち上げましたので営業でどんどんお客さまを増やしていた時期で、それに対して浦和のオフィスは衰退期だったので、新規で増えたお客さまの業務を浦和のオフィスで対応できました。

女性スタッフが多いとのことですが、意図的にそうされているのでしょうか?

柳田先生

はい。私の事務所は女性スタッフ中心の事務所づくりをしています。今では女性の社会進出が当たり前となっていますが、私が独立したころはそうではありませんでした。そのため、税理士試験合格科目をもっていても活躍する場がなく、そこに注目して採用をしてきました。

女性中心の事務所づくりをするにあたり気を付けているところはございますか?

柳田先生

女性は、常に一定のパフォーマンスを発揮してくれます。ただ、女性の主体は家庭ですから、そこは配慮が必要です。お客さまからの急ぎの仕事はお断わりしなければなりませんし、事務所としても繁忙期を作らない工夫もしなければなりません。そのため、スタッフに合わせたお客さまを増やしたり、事務所づくりをしたりしています。

他に事務所の方針はございますか?

柳田先生

実はあまりこだわりがないのです(笑)。標準的な会計事務所で、基本的なことをちゃんと行うことを大切にしています。あとは、こちらから積極的にというよりは、お客さまからご要望をいただいたら、それにしっかりとお応えしていくといった形です。横浜と千葉にも支店がありますが、両方ともお客さまからのご要望がありまして支店を出しました。

社内の研修はどうされていますか?

柳田先生

TKCさんの集合研修やレガシィさんのCD等を部署ごとに分けて研修をしています。部署ごとに強みがありますので、研修の案内がきたら掲示板に乗せて、必要なものがあれば、各自申し込んでもらい、逆にこちらから学んでもらいたいものは受けてもらっています。

今後の抱負をお聞かせください。

柳田先生

今後は、男性スタッフの独立を応援していきたいと思っています。スタッフにはぜひ独立していただいて、私より先の次のステージを見つけてほしいと思っていますし、税理士業界が成長産業になってほしい と思っていますので、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。