お客さまの喜びが何よりもの報酬です

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植﨑税理士事務所  所長 税理士
植﨑 茂 先生
東京都台東区東上野1-12-2 THE GATE UENO 3F

今回、お伺いしたのは東京都台東区に事務所を構える植﨑先生。大学卒業後に国税局に入局され、主に法人の税務調査等をご担当されていました。しかし、お客さまに喜ばれる仕事をしたいと思い、早期退職をして税理 士になりました。お客さまの悩みを一つでも多く解決したいと頑張る植﨑先生にお話を聞いてきました。

税理士になったきっかけは何だったのでしょうか

植﨑先生

大学卒業後に公務員となり国税局で働くことになりました。法人税の調査担当となり、税務調査は大切な仕事だとは思っていましたが、調査を受ける側としては、やはり嫌なものです。 もともと私は、人に喜ばれる仕事がしたいと思っていましたので、目の前の相手に嫌がられているのが正直辛かったのです。確かに国税局の仕事は使命感がありましたが、それでも相手が嫌がっているのは精神的にもかなり負担でした。そのため、いつ退職しようかなと考えていましたが、家族のことなどもあり、54歳の時に早期退職いたしました。

税務調査官から税理士になったということで、立場が正反対になったわけですが困ったりすることはなかったのでしょうか

植﨑先生

困るということはまったくなかったですね。調査官の頃からとにかく人に喜ばれる仕事がしたいと強く思っていたので、立場がまったく逆になっても、すんなり対応することができました。お客さまにも「国税局の元職員だったとは思えないね」と言われます。また、調査官の考えも分かりますので、そういった経験も生かしてお客さま対応ができています。

独立されてからこれまでで印象に残っていることはありますか

植﨑先生

色々とありますが、これまで国税不服審判所まで争った事案が二つあります。一つは痛み分けで、もう一つは全面敗訴でした。どちらの事案も詳しくはお話しできませんが、法律は一度できてしまうと趣旨に反して一人歩きしてしまうと痛感した事案でした。「世間の常識、税務の非常識」といった題名で講演したことがありますが、日々の実務でおかしいと感じる部分は結構あっても、やはり法律がある以上できないということになってしまいます。税務の難しさを感じる事案でした。

お客さまとの対話を大切にされているとのことですが、お客さまのお悩みなどを上手く引き出すためのコツは何でしょうか

植﨑先生

まずは分かりやすい言葉です。税務会計等の専門用語は基本的に使ってはいけません。また、雰囲気づくりも大切です。打ち解けた感じで話を進めないとお客さまは本音をなかなか言ってくれません。また、お客さまの言いたいことが上手く伝わってこないことがあります。そのような時はこちら側から「このようなことでしょうか」とボールを投げて、キャッチボールをし、論点を整理していきます。税理士はお客さまに悩み等を話していただかないと始まりませんので、常にお客さまの悩みを引き出せるように意識しています。直ぐにこうすれば聞き出せるようになるというコツはありませんが、ひとつ思うのは「お客さまの悩みや問題を解決して差し上げたいと強く思う」ことです。この姿勢があるのとないのとでは違ってきます。また、私は長年の税務調査の経験がありますので、お客さまの言いたいことが「すっと」分かる時があります。お客さまが「先生は分かってくれている」と思ってくださると、安心していただけますから、大切なことだと思います。

弊社の商品はどのようにお使いいただいているのでしょうか

植﨑先生

日々の研修教材として使っています。テーマ毎にまとまっている教材は便利です。教科書的ではなく、テーマに特化して実務の勉強ができるので大変助かります。私が聴いて気になったものは、職員にも聴くように伝えています。

今後の事務所の方針について教えてください

植﨑先生

お客さまのニーズをどれだけ取り込んで解決することができるかが大切だと思っています。そのためにもやはり人材が必要です。会計事務所はどこまでいっても人材が大切です。そのためにも優秀な人材を集めたいのですが、優秀な人材が集まったとしても、今の税務は一人で行うには高度な案件が多いです。そこで、チーム制にして対応できるように事務所づくりをしていきたいと思います。現在は14名ですが、30名を目標にしたいと思っています。また、事務所を大きくすることで、入所してくれた職員は、事務所で一生を終えることができます。入所から定年まで事務所で過ごしてもらいたいと思っています。そのためにも、やはり事務所を大きくして、給与の限界を引き上げていきたいですね。