住んでいないのに3,000万控除が認められる理由とは?

平成28年度の税制改正で決まった、相続した空き家を売った時に3,000万控除ができるという制度。この制度ができた背景を考えてみましょう。一人住まいをされているお母様が介護施設に入らなければならなくなったとき、その時に、住まれていた自宅を売ると、居住用財産の3,000万控除が適用できます。しかしこのようなケースで、実際に自宅の売却を行う人は少ないでしょう。「戻る家は置いておく」という意識が働きます。その後、相続が発生すると……