「一人司法書士法人」で法人数は増えたのか?

「一人司法書士法人」で法人数は増えたのか?

レガシィ編集部員が見聞きした、司法書士・司法書士事務所にまつわるニュースをお知らせしていくのが「司法書士業界ニュース」。新しい法制度の話題はもちろんのこと、業界に関連する社会・経営・経済の話題や、講師の先生からお聞きした話など、さまざまなニュースをお届けしていく予定です。

「一人司法書士法人」で法人数は増えたのか?

令和2年8月1日施行から1年でどうなった?

司法書士法の改正により、令和2年8月1日から一人司法書士法人の設立が許容されるようになり、1年あまりが経過しました。
改正までは、2人以上の社員司法書士が必要であり、司法書士法人設立にあたり高いハードルでしたが、一人司法書士法人の設立が可能となり、これを機に法人化が進むのではないか、と言われていましたが、実際どうだったのでしょうか?
 ここ数年の司法書士法人数の推移を見てみると
          司法書士法人数  増加数
平成28年4月1日    596       -
平成29年4月1日    624      28
平成30年4月1日    662      38
平成31年4月1日    701      39
令和2年4月1日     793      92
令和3年9月1日     892      99     
となっています。
 平成から令和に元号が変わったことによる新設の効果もあると考えられますし、期間のズレもありますが、ここ数年35法人前後の設立数だったのに対し、100件近くへと増えたのですから、一人司法書士法人の設立許容により法人化が進んでいるのは間違いないでしょう。
 今後もこの傾向が続くのか、注目していきたいところです。

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