B型肝炎訴訟 再発患者救済で国から基本合意案が示される

B型肝炎訴訟 再発患者救済で国から基本合意案が示される

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再発から20年以内の患者に1,250万円の給付金満額を支給

報道によると7月9日、B型肝炎訴訟の弁護団は、20年以上前に発症し、再発した患者の救済を巡り、国から和解に向けた基本合意案が示されたことを明らかにしたとのことです。

基本合意案は、損害賠償の請求権を失う除斥期間(20年)の起算点を発症時でなく「再発時」と判断した4月26日の最高裁判決を踏まえ、再発から20年以内の患者に1,250万円の給付金満額を支払うとする内容とのことです。

国と原告の間で、B型肝炎訴訟に係る基本合意書が成立してから10年が経ちました。
しかし、まだまだ給付金の支払手続きに進んでいない方も多く、また今年4月の最高裁判決で新たに給付金対象となった再発患者の方もいらっしゃるでしょう。

B型肝炎給付金請求は、弁護士業界にとって依然として注目分野ではないかと思われます。

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