新型コロナ破たん累計1,000件に

新型コロナ破たん累計1,000件に

レガシィ編集部員が見聞きした、弁護士・法律事務所にまつわるニュースをお知らせしていくのが「弁護士業界ニュース」。新しい法制度の話題はもちろんのこと、業界に関連する社会・経営・経済の話題や、講師の先生からお聞きした話など、さまざまなニュースをお届けします。

形態別では破産が825件で最多

 報道によれば、今月2月2日時点で、新型コロナ関連の経営破たん(負債1,000万円未満を含む)が、全国で累計1,000件(倒産929件、弁護士一任・準備中71件)に達したとのことです。
 最多は東京都の247件(倒産230件、準備中17件)で、全体の4分の1を占めています。ついで大阪府の94件(倒産89件、準備中5件)、神奈川県55件(倒産52件、準備中3件)、愛知県(倒産45件、準備中1件)と兵庫県(倒産42件、準備中4件)がそれぞれ46件となっています。
 倒産した929件を形態別に見ると破産が825件と最多で、次いで取引停止処分が50件、民事再生48件、特別清算5件、会社更生1件となっています。消滅型の破産が倒産の約9割を占める一方、再建型の会社更生と民事再生はともに1割未満にとどまっています。
 緊急事態宣言が10都府県で3月7日まで延長されており、コロナ関連破たんが更に増加する可能性が強まっています。

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