お客さまを守る「要塞」になりたい

2012 2
フォルテッツァグループ  代表 税理士
井上得四郎 先生
東京都八王子市万町2-1

現在、税理士法人井上会計を中心にフォルテッツァグループとして、中立的な立場で、月次決算を通じた経営支援・相続対策等を通じて、常にお客さまの利益を創造することをスタンスにお手伝いされています。“ フォルテッツァ” とはイタリア語で“ 要塞” を意味するそうです。そこには、最新の情報とノウハウを駆使し、さまざまな困難から クライアントを守る要塞になりたいという井上先生の思いが込められています。

井上先生といえば“生保”ですが、そこには人一倍の強い思い入れがあるのを以前お聞きしたことがありました。

井上先生

高校を卒業して最初に勤めたのが、生命保険会社でした。当時は、死亡保険金は風呂敷に現金を包んで自転車でお届けした時代です。死亡保険金をお届けすると、遺族の方が全員で出迎え、号泣して感謝される。その場面に立会い、商品の崇高さに触れ、その命を捧げたいと思いました。これが、今の私の原体験となっています。だから、保険を単なる節税の道具として扱うことには違和感を覚えます。いま保険金は振り込みとなり、一切の感動もなくなってしまいました。

税理士事務所の顧問料もそうですが、今はお金のやり取りの多くで直接の受け渡しがないので、便利な反面そういったことを忘れてしまうこともあるようです。

井上先生

2011 年3 月11 日の大震災でも、生命保険販売がいかに神聖な仕事で、いかに社会的使命の重い仕事かということを改めて痛感しました。これらのことが、現在の私の原点であり、また、使命だと思っています。

いま取り組まれている、「株式会社元氣塾」での活動もその一環でしょうか。

井上先生

講師の事業承継です。多くの先生にノウハウを提供して、一人でも多くのセミナー講師を育てること。かつては、全国各地の生命保険会社さまで年間240 回もの講演を行ってきました。それは、命の大切さ、生命保険の社会的使命、生命保険の大儀に基づいて処理できる人を育てていきたい、そして、なにより皆さんに夢と希望を持ってもらいたいというものです。

しかし、自分の年齢を考えた時に、これまでと同じようにはいかなくなってくるであろうと考えました。そこで、生命保険に精通した税理士を育成しよう、講演にかかわるノウハウをお伝えしよう、そこから私の思

いを伝えるためにはじめたのが井上塾であり、2011 年7 月につくった「株式会社元氣塾」です。

現在約23 名の税理士の先生がいらっしゃいます。

井上先生

私自身が生命保険業界で積み重ねてきたノウハウや知識・スキルを研修し、各地区の生命保険会社の支社長と先生をつないできます。ですから、ノウハウの出し惜しみはしません。みんなで共有して大衆化していきたい、喜んで使ってもらえればそれでいいと思っています。

先生が大事にされ、今取り組まれていることですね。

井上先生

私の原点は生命保険ですから、生保業界の伸展に奉仕したい。それともう一つ大事なテーマが、事務所経営での後継者選び、事務所の事業承継です。今、62 歳ですが、65 歳で引退しようと思っていますのでラストランです。自分の年齢からも、命とは何なのかを最近思い始めています。生きること、またその逆に死ぬこととは何なのか? きちんと無駄なく生きなくてはいけない、重いテーマに入っています。

井上会計でどのようにレガシィの商品を生かしていただいていて、それが強みになっているかを教えてください。

井上先生

事務所スタッフ全員で毎朝勉強会をしていることではないでしょうか。平成8年から、毎朝、確定申告時期など繁忙期であろうと例外なく実施しています。8:20始まりで30分間勉強、その後10分掃除して9時から執務という流れです。2日間で1テーマ勉強して、3日目に勉強したテーマについてディスカッションします。

一人で勉強するよりみんなで勉強するほうが楽しいのと、もう一つ大事なのは、お客さまのところに訪問するのはスタッフですから、スタッフのレベルがあがらなければ、所長先生がいくら一人で勉強しても意味がないと思っています。一番大事なのは、お客さんの所に訪問しているのだから、所長先生が偉くなるよりスタッフが偉くなることではないでしょうか。