お客さまの想いに寄り添うホスピタリティ税理士

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福田真弓税理士事務所・株式会社リビング・プランナー  税理士・FP
福田 真弓 先生
東京都千代田区九段南3-8- 10 いちご九段南ビル 11 階

今回は「必ずもめる相続の話(東洋経済新報社)」や「身近な人が亡くなった後の手続のすべて(自由国民社)」などベストセラーの実務書が多い福田真弓先生にお話しをおうかがいすることができました。女性ならではの気配りと心遣いでお客さまに寄り添うホスピタリティ溢れる先生です。

税理士を目指したきっかけは何だったのでしょうか。

福田先生

私が生まれたのは第二次ベビーブームのピークの年なのですが、大学を卒業した当時は就職氷河期でもあり、女性の就職は本当に厳しかったんです。新卒で入った会社も女性は全員一般職採用で、私は男性ばかりの技術部で庶務や秘書業務をしていました。20数年前とはいえ、今の大学生には信じられない話かもしれませんね。 上司や同僚はみな優しく居心地はよかったものの、仕事は一生続けると決めていたので、物足りなさがありました。そこで、何らかの難関資格を持っていれば、少なくとも「女性だから」という理由だけで仕事上区別される機会は減るだろうと思い、税理士を目指そうと決めました。 退職して1年間は税理士試験の勉強に専念し、その後はEY税理士法人に就職して、資格取得を目指しました。2003年に税理士試験に合格し、税理士法人タクトコンサルティング、野村證券株式会社を経て、独立しました。

相続専門税理士としてご活躍されていますが、勤務税理士時代と比べて、違いは何かございますか。

福田先生

複雑な案件といった意味では、勤務税理士だったころのほうが多かったと思いますが、独立してからは、さまざまな背景をお持ちの方の依頼を受けることが多くなりました。 事故や突然死、自然災害の被災者の方などのお手伝いを通じ、税務というよりお客さまの層や事案の「幅」が広がったと思います。そのため、税務の知識だけではなく、より気配りや配慮が必要になっています。 ただ、結果的に私はそのようなことが得意といいますか、苦ではなかったので、1つ1つじっくりと対応してきました。今では有り難いことにお客さまがまた違うお客さまをご紹介してくださることが多く、相性の合うお客さまにも恵まれています。

相続のお手伝いをする際に気を付けていることはなんでしょうか。

福田先生

割と税理士や弁護士にありがちだと思うのですが、「税金や法律で決まっていること=良いあるいは、正しい」と考えてしまい、「このほうが税金が安くなりますよ」などとそのことだけをお伝えしてしまっていることがあります。しかし、お客さまからしてみると必ずしもそれがその方の正解や最優先事項ではないということがあります。 そのため、時間が許す限り、話をじっくりと聞いて対応するようにしています。お客さまとの会話で心がけていることは「口を挟まない」、「勝手にまとめない」、「話を端折らない」ことです。 なぜなら、お客さまは、本題と違うことを話していたり、黙っていたりしながら頭の整理をしていて、その後、すんなりと遺言内容や遺産分割方針などが決まったりするからです。

日々の情報収集はどのようにされていますか。

福田先生

頼れる同僚がいませんので、情報収集は大切です。 レガシィの商品以外では、Web研修や会場参加型の研修を利用しています。あと、メーリングリストなどにも登録しています。 書籍や月刊誌などは、読む、読まないは購入する時には気にしないで、とりあえず購入しています。そうすると、どんどん未読本がたまるので(笑)、例えば「民法の本が溜まってきたな」と思えば、決まった時間にそこから勉強するようにしています。

今後の展望をお聞かせください。

福田先生

相続業務は単発の案件が多い上に、お客さまのタイプもさまざまです。それが楽しみでもありますが、高齢女性特有の困りごとの相談も多く、税金や法律の知識だけでは対処できないことも増えてきたため、カウンセリングや心理学の勉強を始めました。今後も、一人一人のお客さまに誠実に寄り添い、お手伝いしていきたいと思っています。