お客様本位の専門家チームを広げたい!丸の内本店を専門家が集まるプラットホームに!

司法書士法人ソレイユ  社員司法書士
河合保弘 先生
 代表社員司法書士
杉谷範子 先生
東京都千代田区丸の内2丁目2番1号 岸本ビルヂング

民事信託といえば、司法書士法人ソレイユと言われるくらい、民事信託の普及で先頭を走る河合先生と杉谷先生。今回、法人の本店を丸の内に移された意図はどこにあるのか?今後の民事信託と司法書士との関わりを伺いました。

なぜ、お二人で司法書士法人ソレイユを立ち上げたのですか?

河合先生、杉谷先生

民事信託の本を二人で書き上げ、平成24年頃から実際に案件が出始めました。民事信託を実践する場合、長い期間お客様とお付き合いすることになるので、長きに渡って責任があります。個人事務所だと、もし自分に何かあった時に、責任を果たせるのか? という懸念がありました。そこで、法人化しないとお客様が不安なるのではないか、と平成24年10月に話して、翌年1月4日には法人の登記をするという早業で法人化しました。決める時は即決。即行動です。民事信託の業務を本格化する以上、お客様に迷惑をかけたくない、というのが司法書士法人ソレイユを立ち上げたきっかけです。

なぜ、丸の内に本店を移転することになったのですか?

河合先生、杉谷先生

直接お客様とつながっている民間企業は、お客様の問題解決の1手段として民事信託に大変関心があります。そんな、大手生命保険会社、ハウスメーカーからセミナー講師の依頼があり、全国で民事信託のセミナーを行っています。セミナーで、民事信託はどう使えるのか、使い方をご理解いただくと、それならぜひ使いたいと当然案件相談が出てきます。全国でセミナーを開催していますので、対応は東京がやはり都合がいいのです。また、全国対応の体制づくり、人材集めはやはり東京が、特に東京駅近くが適所です。

全国対応の大組織になりそうですね?

河合先生、杉谷先生

普通は、そのように考えるかも知れません。しかし、これ以上法人自体を大きくするつもりはありません。組織が大きくなると、どうしてもベテランと現場担当者の差が大きくなってしまいます。また、当然人件費が上がりますから、お客様から見て費用負担が大きくなります。

そこで、チームソレイユを発展させたいのです。仕事の性質上大きな組織が独占する形ではなく、日本的分かち合いの精神で、それぞれの地域でそれぞれの専門家が活躍するようなチームを創りたいのです。

どんな人とチームを創るのですか?

河合先生、杉谷先生

まず、人柄重視です。人と調和できる人です。一緒にお客様対応する上での基本です。また、専門家としては、お客様本位で考えられる人です。それなら、信託を使わなくてもできますよ、と言えるくらいの人がいいですね。お客様本位で民事信託を活用する考え方が全国にひろまって、その中心のプラットホームが、この場所です。お客様と専門家がお会いしご縁ができる場所、そして情報発信の中心となる場所が、ここ丸の内のソレイユです。

今までの登記業務とは、仕事の仕方が大きく変わりますね。

河合先生、杉谷先生

登記は同じ業務の繰り返し、金太郎飴的なところがあります。それゆえ、標準化してスケールメリットを得られるところがあります。しかし、民事信託は、そういう訳にはいきません。民事信託は、例えて言うなら、新薬です。今までの薬では治癒できなかった問題に対して、民事信託という新薬を開発し、治験が終わって画期的に効果があることが分かりました。そこで、保険の営業マンやハウスメーカーの営業マン等、お客様の問題解決を真剣考えている人が民事信託を勉強して、この薬が何に効くか伝えてくれています。そのため、この薬が欲しい人が急激に増えていますから、その人にあった薬の処方箋を書く人が必要です。その時、この薬は、登記と違って、お客様一人一人に合った処方が必要です。処方する専門家も一人で全てを処方する必要はないのです。法務は、司法書士や行政書士。税務・財務は、税理士や公認会計士、経営に関わることなら中小企業診断士や社会保険労務士等、それぞれの専門家が知恵を出し合って処方すればいいのです。それゆえ、専門家がコラボレーションしてチームで対応する仕事の仕方が合っています。そんなお客様本位の専門家どおしで連携できればと思っています。