異なる個性のツートップが事務所を躍進させた!

「税理士法人弓家田・富山事務所」では、専門分野の異なる二人の先生がパートナーシップを発揮することで、「資産税分野」「会計分野」ともに実績と信頼を積み上げてきました。お二人に事務所運営に込めた思いをお聴きいたしました。
お二人の先生のお名前をかかげる「税理士法人 弓家田・富山事務所」ですが、どのような体制で事務所を運営なさっているのですか。
私が資産税を担当し、富山が会計部門を担当しております。組織運営等、社長業に相当する部分は富山に一任しております。また、共同代表という立場で、二人は対等の権限を持っています。
どのような経緯で、現在のツートップ体制の事務所になったのかお聞かせください。
もともと簿記講師をしていた私が、資産税専門事務所の勤務税理士を経て、事務所を開業したのが昭和63年です。
勤務税理士時代の資産税業の経験から当初は完全に資産税業務を主業務とした事務所でした。
もともと全国でセミナーや社員研修を精力的に行っていたこともあり、ご縁から独立後もお客さまに恵まれました。
当時から会計部門のサポートを望まれることがありましたが、自分自身は会計分野の実務経験がありませんでしたので、勤務税理士を雇い入れることで対応しておりました。
事務所運営は順調に進み、開業後6年ほどで、資産税を中心とした事務所としては一つの完成をみたと思います。
しかし、この時、非常に危機感を覚えたのです。当時、売上の7割ほどが資産税業務によるものでした。
私は、資産税は本質的には「臨時業務」であると考えています。よって事務所のさらなる成長のためには、「安定業務」である会計分野に力を入れなくてはならないと考え、業態の変更に取り組みました。
順調に業績を上げている中での、業態変化の模索で事務所内でもさまざまな意見・反応がありました。
この時、私と同じレベルで危機感を感じていたのが当時勤務税理士だった富山でした。
当時、すでにバブルは崩壊し、会計事務所はいかに経営者にキャッシュフローを理解していただくかという時代になっていました。その部分の舵取りを、組織作りからすべて富山に任せました。
また、経営者としての経験、自覚、責任のない税理士が、経営者とお話しして果たして説得力があるかという思いがありましたので、平成15年に税理士法人を設立した際に富山に共同代表となってもらいました。責任・権限は完全に対等としています。
新たな組織の基盤作りに取り組むことになった富山先生、どのように会計分野の組織をつくりあげたのでしょうか?
当事務所が根を下ろしている多摩地区は古くからの企業が多くある地域です。
製造業を中心に起業から半世紀以上経っているような会社さんが多数あり、時代の変化から経営面でのサポートを求めている経営者さまがたくさんおられました。
私どもは、こうした経営者さまにワンストップで満遍なくサービスを提供し、一人のお客さまをすっとお守りできる仕組みを目指しました。
そのため、法人の申告からはじまり、社長の確定申告、事業計画・経営改善等、経営者の方に必要なサポートを満遍なく提供し、資産税へとつながっていくという体制になっております。
この「社長さま一人一人を、ずっとお守りする」というのが私どもの強みであり、理念の1つであると考えております。この理念を従業員にもしっかり理解してもらうようにしています。
また、ある程度数字はオープンにし、会計部門がどのぐらい売上を上げていて、事務所をどのように支えているのかということを従業員一人一人に自覚してもらうようにしています。組織運営を担うもの一人としての自覚を促すことで、会議型の経営を目指しています。
実務家としても、経営者としても別ベクトルを持つお二人が強力なパートナーシップを発揮して事務所が動いているように感じます。
資産税の仕事は既存のお客さまからというよりは、新規のお客さまの相続でいかにしてご満足いただくかということがメインになります。ご紹介元との連携で通常業務化には成功していますが、その本質は「臨時業務」です。
逆に、富山が率いている会計業務は、顧客を守りながら、一歩一歩、業務内容、業務規模を鍛え育てていく業態だと感じています。
また、組織という意味でも富山の下、会計分野が着実に育ち、成長しています。
組織の基盤として会計業務があるからこそ、私も後顧の憂いなく資産税業務にまい進できております。
勤務税理士として、弓家田の部下でいることはある意味居心地がよく、安心できる環境でした。
しかし、組織変革の折に、会計分野を任されるというのではなく、組織人として対等であることを求められました。
だからこそ経営者として、社長さま方と真摯に向き合うことができました。
今後の目標として、長期的な経営を意識して組織運営のできる後継者を育てていくことが、今後、私たちに託された使命だと感じています。
実務家としても、経営者としても別ベクトルを持つお二人が強力なパートナーシップを発揮して事務所が動いているように感じます。
資産税の仕事は既存のお客さまからというよりは、新規のお客さまの相続でいかにしてご満足いただくかということがメインになります。ご紹介元との連携で通常業務化には成功していますが、その本質は「臨時業務」です。
逆に、富山が率いている会計業務は、顧客を守りながら、一歩一歩、業務内容、業務規模を鍛え育てていく業態だと感じています。
また、組織という意味でも富山の下、会計分野が着実に育ち、成長しています。
組織の基盤として会計業務があるからこそ、私も後顧の憂いなく資産税業務にまい進できております。
勤務税理士として、弓家田の部下でいることはある意味居心地がよく、安心できる環境でした。
しかし、組織変革の折に、会計分野を任されるというのではなく、組織人として対等であることを求められました。
だからこそ経営者として、社長さま方と真摯に向き合うことができました。
今後の目標として、長期的な経営を意識して組織運営のできる後継者を育てていくことが、今後、私たちに託された使命だと感じています。